オハヨー!記憶術コンサルタントのエリカだよ!
「音読すると暗記力がアップするの?」
そう疑問に思ってない?
音読は暗記に効果があるのよ。
その理由は脳のたくさんの部位を総動員したほうが暗記しやすいからなの。
ただ闇雲に音読すればいいのではなく、コツがあるからそれを解説するわ。
またどれくらいの回数を音読すればいいかもお話するので、ぜひ最後まで読んでね。
音読で暗記の効果があるのはなぜ?
音読で暗記力がアップするわ。
脳は脳内の1つの部位で記憶するよりも、複数の部位で記憶するほうが暗記力が増すの。
脳内には以下の部位がそれぞれあるわ。
「文字を認識する部位」
「聞こえた言語を認識する部位」
「言葉を発する部位」
音読するときに「文字を認識する部位」が刺激されるわよね。
そして音読で「言語を発する部位」が刺激。
また自分の声で「聞こえた言語を認識する部位」も刺激されるわ。
このように脳内の複数の部位が刺激されるから、音読は暗記力アップに効果があるのよね。
音読暗記できない場所ではどうする?
通勤途中の車内などの音読できない場所では、無音声でもOKよ。
無音性は息で文字を読み上げることだけど、音読に近い刺激を脳に与えられるから。
さらにこんな工夫も。
耳栓やヘッドホン
無音声でも、頭蓋内に響いてよく聞こえる
マスク
口を動かしていても周りにバレない
時間を有効に使うためにも、通勤途中の車内などで試してみてね。
音読暗記の効果をさらに上げるには耳栓?
音読暗記の効果をさらに上げるために、歩きながら音読するやり方があるわ。
歩くことで脳が活性化されて暗記力がアップするからよ。
歩くと脳の海馬が活性化されてシータ波という脳波を出すの。
このシータ波が脳内にある神経細胞を刺激して、新しい神経細胞がつくられて記憶が定着するワケ。
歩きながら音読すれば、さらに暗記力の効果が上がるから試してみる価値があるわよ。
音読暗記の回数は1日20分を3回
音読暗記の回数は1日20分を朝昼晩3回おこなうのがベターよ。
暗記のための集中力はおよそ1回20分が限度ね。
国際会議などの同時通訳で、通訳者がひとりでおこなう限度はおよそ15分なの。
暗記も集中力を使う作業だから、1回20分程度が限度というのが根拠ね。
また暗記で1日に使う時間は、20分3回の計1時間がちょうどいいわ。
暗記にそれ以上時間を使うくらいなら、過去問を解くなどの作業をしたほうがいいわね。
1日20分を朝昼晩3回で、音読暗記の効率がアップするわよ。
音読暗記で英単語を覚えるコツ
音読暗記で英単語を覚えるコツは、毎日コツコツ覚えようとしないことね。
1日で完璧に英単語を音読で覚えようとしても必ず忘れるのよ。
たとえば
確実に1日に20個音読で暗記する
ざっくりと1日200個音読で暗記する
どちらが暗記できるかというと、英単語では後者の「ざっくりと1日200個」ね。
たとえば英単語を2000語覚える必要があるとするわよね。
1日20個ずつ確実に覚えようとすると、100日ですべて覚えられる計算にはなるわ。
でもそんなこと不可能だと思わない?
2周目になったら半分しか覚えてなかったってことになるのがオチよ。
これは「エビングハウスの忘却曲線」でも説明できるわ。
人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%、さらに1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れるとされています。もちろんこれには個人差がありますが、概ねこのように、「時間が経つほど記憶は減る」というのは事実です。
いったん完璧に英単語を音読で覚えても、時間の経過とともに確実に忘れてしまうわ。
だから真面目にコツコツ暗記しても忘れていくから無駄なのよ。
では英単語2000個をざっくりと1日200個音読で暗記するのはどうかしら?
とりあえず忘れていく分は気にしないで進めたら、10日で一周するわよね。
また最初からやってみたら、200個のうち180個忘れるわよね。
そこで忘れた200個ずつを覚えていくと、今度は9日間で2周目が終わるわ。
そうすると3周目は8日間、4周目は7日間、5周目は6日間と、一周回すのにかかる日数が減っていくわ。
そのたびに忘れた英単語を覚え直すことになるけど、毎回同じ英単語を目にするので、暗記する量も増えていくわ。
結果的に毎日200個ざっくり覚えて180個忘れるやり方が、記憶に定着させやすいわよ。
音読暗記のまとめ
今回の記事のように音読暗記はしっかりと効果があるわ。
電車内でも音読暗記は可能だから絶対に試してほしい!
また耳栓を使ったり、英単語の暗記の仕方も記事を参考にしてね。